将棋のプロ棋士は、棋戦ごとに賞金や対局料を貰うことができます。
当たり前のことですが、たくさん対局をしたり、棋戦で優勝をすることで貰える賞金も多くなります。
2018年の最多獲得賞金・対局料者は羽生善治九段で7.552万円。
なかなかの数字ですね。多いといえば多いですし、少ないといえば少ない。
みなさんはどう思いますか⁉
私は、毎日毎日対局に研究に相当の時間を使い、なかなか趣味の時間も取れなそうなのに、No1で7.552万円はちょっと少ないような気もします。
なかなか勝てない棋士はわずかしか貰えないわけですから。
本記事では、現役高校生棋士の藤井聡太七段が、2018年にいったいいくら賞金・対局料を貰ったのか調べました。
棋戦の中には金額が非公開の棋戦があるため、正確な数字は出ませんがおおよそ見当は付きましたので紹介します。
棋士の獲得賞金・対局料は公表されない
まず初めに、藤井七段の獲得賞金・対局料は公表されていません。
それは、基本的に棋士の貰っているお金は公にされていないようになっているからです。
たしかに自分の年収が世間に公表されるのは嫌ですからね。公になるのが好きな人なんていないでしょう。
しかし例外があります。
毎年2月ごろ、棋士の『賞金ランキング』と言うものが発表されるのです。しかも金額まではっきりと。
「えっ。さっきと言っていること違うよね⁉」
と思われたかもしれません。
この『賞金ランキング』、毎年トップ10人しか発表されません。
と言うことは、棋士の中でも上位10人の棋士しか、賞金額・対局料がわからないということになります。
2018年の賞金ランキングで、藤井七段は残念ながらトップ10には入っていませんでした。
2018年の賞金ランキングでは藤井聡太七段は12位
2019年の「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」の参加棋士が発表され、その中に藤井聡太七段の名前がありました。
このJTプロ公式戦の参加資格と言うのが、
- 前回優勝者
- タイトルホルダー
- 賞金ランキングの上位者
となっており、これらの合計が12名となっています。
棋士の中でも選ばれた棋士しか参加できないのですが、そこに藤井聡太七段の名前がありました。
2018年の賞金ランキング上位者を見ていくと、
- 羽生善治
- 佐藤天彦
- 渡辺明
- 豊島將之
- 広瀬章人
- 高見泰地
- 久保利明
- 斎藤慎太郎
- 菅井竜也
- 深浦庫市
と公表されましたので、タイトルホルダーがすべて入っているわけです。
そのため12番目であった藤井七段が、賞金ランキング12位と言うことが判明しました。
10位の深浦九段が2189万円であったため、藤井七段は2000~2015万ではないかと予想されます。
2000万円前後には多くの棋士がいますからね。
だいたい藤井七段も深浦先生に近い数字でしょう。
藤井聡太七段のわかっている賞金額
基本的に対局料や賞金額は公にはされていませんが、棋戦の中には公表しているものもあります。
その内訳をみていくと、藤井七段は「朝日杯将棋オープン戦」で優勝しています。
この優勝賞金で750万円獲得しています。
すごいですよね。
そして竜王戦では、ランキング戦の5組で優勝し155万円獲得。
本戦トーナメントでは、2戦対局しで対局料を104万円獲得しています。
- 朝日杯将棋オープン戦
- 竜王戦
は、ある程度金額が公表されているんですよね。
2つ合わせて、1009万円となっています。
これに他の棋戦も合わせたら、先ほど予想した金額近くになりそうですね。
いや~まだ現役高校生なのにすごい。
将棋が強いっていいですね~。
私も強くなりたい(笑)
まとめ
結局のところ確かな年収と言うのはわからないのですが、藤井七段の獲得賞金・対局料合わせると2000万円を超えてきそうです。
今後タイトルなど獲得すれば、ますます賞金を獲得すること間違いなしですので、どんな金額になっていくのか楽しみですね。
来年には賞金ランキングに載っているのでしょうか。
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