よく筋力トレーニング、運動をした後に炭酸ジュースを飲んだら身体に悪いということを聞きますが本当にそうなのでしょうか。
これは筋トレや運動をしたことがある人なら1度は聞いたことがあるはず。
私も学生で部活動をしているときから、何度も何度も耳にタコができるくらい言われ続けてきました。
「運動後に炭酸(コーラなど)飲んだら身体に毒!」
経験ないですか?こんな言葉。
はたして本当のところ炭酸は毒なのでしょうか。
なるべくわかりやすく答えていきます。
運動後に炭酸飲料を飲むことでのデメリット
まずは炭酸飲料を飲むことで、運動後に起きるであろうデメリットを説明していきます。
糖分を多くとりすぎてしまう
コーラ等の炭酸飲料には砂糖などの糖類が多く含まれます。
この糖類と聞いて何を思い浮かぶでしょうか?
「糖って太るんじゃないの?」
「糖尿病と関係ありそう」
そんなイメージがあるのではないでしょうか。
そのイメージの通り、糖の過剰摂取は身体によくはありません。
自分の身体に負担をかけてしまいます。
ですが、運動後の炭酸飲料っておいしいんですよね。
1度飲み始めると、どんどんどんどん飲めてしまう。
それゆえ気がついた時には大量の糖を摂取してしまった、なんてことになりかねません。
適量の糖質なら運動後の疲労軽減にいいのですが、摂りすぎはやはりよくありません。
炭酸を飲むことでお腹が膨れ食事が摂れないことも
炭酸飲料には気体が含まれています。
そのため炭酸飲料を飲むことでお腹が膨れてしまい、しっかりとした食事がとれないなんてことになりかねません。
運動後の食事は
- 疲労の軽減
- パフォーマンス向上
- 筋肉への栄養
どれをとっても大切なことです。
ですので、炭酸飲料でお腹が膨れ食事がとれないということは身体のケアもそうですし、パフォーマンスを向上できるせっかくのチャンスを潰してしまっていることになります。
それってものすごくもったいなくないですか。
「パワーをつけるためにたくさんご飯を食べるんだ!」
そのような方は炭酸飲料を控えることをおすすめします。
炭酸を飲んでも、食事はばっちり食べられるという方はまた別ですが・・・。
炭酸により水分が不足しがちに
先ほどもお伝えしましたが、炭酸飲料には気体が含まれます。
気体がありお腹が膨れてしまう分、十分な水分補充ができません。
運動後の水分補充の大切さはあなたは十分理解していると思いますが、炭酸が原因でたくさん水分を摂ったと思ても、意外と摂れていなかったなんてことに。
考えただけでも恐ろしい。
自分で脱水の状態を作っているなんて。
炭酸飲料を飲むことでのメリット
先ほどはデメリットをお伝えしましたので、次はメリットを紹介します。
炭酸を摂取することでの良い点は、筋肉の疲労回復に優れているところです。
炭酸と普通の水と比べると、炭酸は中に含まれている重炭酸によって、疲労物質である乳酸を体外に排出する働きがあるのです。
疲労のすべてが乳酸が原因というわけではありませんが、乳酸が蓄積することで疲労がたまることは確認されています。
その乳酸を重炭酸は捕まえ、尿と一緒に出してくれるのです。
どうですか?
すばらしいメリットもあるでしょう。
せっかくならこの働きを使わない手はないですよね。
程よい炭酸の摂取は疲労回復に役に立つのです。
まとめ
運動後に炭酸を摂取することでのメリット・デメリットを紹介してきました。
良い面もあれば悪い面もある。
この両方の働きを理解することで、適切な量の炭酸を摂取するようにしてください。
炭酸は毒だと決めつけてしまうと、それがストレスになりパフォーマンスの低下につながりかねません。
そうなってしまったらせっかくの運動がもったいないですよね。
過剰な摂取はいけませんが、程よく向き合うことをおすすめします。
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