この記事は将棋初心者にむけて書いています。
将棋のルールをざっくりと説明すると「相手の王将を取ったほうが勝ち」というゲームなのはご存知の方が多いと思います。
しかし、プロの対局を見ていると、まだ王手もかかっていないのに勝敗が決まっているなんてこともざらにあります。
盤面を見ていても、「ここから王手までどうやって持っていくんだろう?」と私にはわからないところで終了。
正直、「うそ⁉もう終わり⁉」なんて思ってしまいます。
それもそのはず。
将棋の勝敗のつけ方は、王将が取られた時だけではないからです。
そこで今回は、将棋の勝負の決まり方、どのような時に負けになってしまうかを解説していきます。
これらを知っておかないと、将棋を指す時に知らぬ間に負けになってしまっているかもしれません。
これって怖くないですか?
しっかりと覚えておきましょう。
Contents
将棋の勝敗の決まり方
将棋の勝敗の決まり方は大きく分けて4つあります。
王将が詰む
王将が詰むとは、王将の逃げ場所がなくなったり、駒を打ってもどうしようもない状態を言います。
ここまでいってしまうと明らかに勝敗がわかりますよね。
投了する
投了とは負けを認めることです。王将が詰まされたり、何をしても勝ち目がないときに投了し負けを認めます。
プロの将棋を見ていても、詰みはまだ先そうなのに後の手を考えて早めに投了することが多くあります。
私は、詰まされるまで粘りますが(笑)
アマチュアの将棋は最後まで何があるかわからないですからね。
時間切れ
基本的に将棋には持ち時間があります。
なければいつまででも考えられるため、制限時間がない対局はないと思います。
そのような時間が決まっているときに、制限時間内に指さないと負けになってしまいます。
将棋アプリでも〇分切れ負けとか1手〇秒なんてありますよね。
私自身、時間が迫ってくるとどうしてもいい手が指せない。
プレッシャーに弱いのでしょうか(笑)
反則をする
将棋には反則手があります。
反則をするとその時点で反則負けになってしまいます。
プロの将棋でも反則手がしばしば指されることがあります。
「二歩」という言葉を聞いたことはありませんか?
この「二歩」も反則の一種なんですよ。
将棋の反則って何がある?
先ほども言った通り、将棋では反則をするとその時点で負けになってしまいます。
それは、どんなに形成で有利でもです。
反則の種類自体は多くないため、しっかり確認しておきましょう。
同じ筋に歩を2枚置いてしまう(二歩)
将棋の駒で歩だけは縦の筋に2枚置いてはいけません。
歩を打つ時は同じ筋に歩がないかよく確認しましょう。
2回続けて手を指してしまう
自分が2回連続して指してしまうのは「二手指し」という反則になります。
相手が長く考えているときや、自分の次の指し手を頭の中で考えているときにうっかりやりがちです。
歩を打って詰ます
これは意外と知らない人も多いのではないでしょうか。
歩を打って王将が詰んでしまうのは禁止になっています。
私自身、将棋アプリで相手を詰ます時、歩が打てなくなっていて不思議に思ったことがあります。
その時の私はこのルールを知らずとても勉強になりました。
アプリではなく対人の対局であったら、相手に失礼で恥ずかしいことをしていたと思うとぞっとしました。
駒を動かせないところに動かしてしまう
角などでありがちなのですが、正しくないところに動かしてしまっても反則です。
また、成る時に成れないところで成ってしまうのも反則になります。
以上が反則に当たるのですが、しっかりと確認し反則負けにならないように注意しましょう。
王手と詰みの違いは何?
王手と詰みの違いはわかりますか?
似ているようで違うこの2つを解説していきます。
王手は次の手で相手の王将が取れる状態
王手は相手の王将が次の手で取れる状態なのですが勝ちを意味する言葉ではありません。
王手だけでは、逃げるもしくは王手にされた駒を取ることができます。
詰みは王将が動けず勝敗が決まっている状態
詰みは王将が動くことができず勝敗が決まっています。
詰んでいるというときは、王将が逃げることも駒を打って守ることもできない状態のことを指しています。
まとめ
将棋は相手の王将を取れば勝つことができるゲームですが、勝敗の決まり方はいろいろあります。
その中でも反則で決まってしまうと、せっかくの対局がもったいないことになってしまいます。
そのため、そのような手が反則になるのかしっかり確認しておきましょう。
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