将棋の『朝日杯将棋オープン戦』は、朝日新聞社が主催となって行われる一般棋戦です。
2018年の優勝者は藤井聡太当時五段であり、優勝時はメディアでも多数取り上げられ、一躍有名な棋戦となりました。
とはいっても、朝日杯将棋オープン戦は11回も続いている名誉ある棋戦であり、これまでの優勝者の顔ぶれはすごい棋士たちばかりです。
その朝日杯将棋オープン戦の詳しい概要についてまとめていきます。
Contents
朝日杯将棋オープン戦とは全棋士参加の一般棋戦
朝日杯将棋オープン戦は全棋士が参加できる一般棋戦です。
一般棋戦であり、タイトル棋戦(現在は8大タイトル)ではありません。
しかしながら、全棋士参加のタイトルであり、優勝者は朝日杯将棋オープン戦の条件下では1番強いということが証明できます。
朝日杯将棋オープン戦の参加者
参加者は
- 全棋士
- アマチュア10名
- 女流棋士3名
となっており、例年170名から180名もの参加者で争われる大型の棋戦となっています。
朝日杯将棋オープン戦の開催概要
朝日杯将棋オープン戦は例年6月から予選が始まり、決勝は翌年2月に行われます。
- 一次予選
全棋士+アマチュア10名+女流棋士3名から16名の二次予選進出者を決めます。
- 二次予選
シード16名+一次予選勝者16名から8名の本戦トーナメント進出者を決めます。
- 本戦トーナメント
シード8名+二次予選勝者8名から優勝者を決めます。
ご覧の通り、一次予選、二次予選、本戦トーナメントと続いており、優勝するためには勝ち続けるしかありません。
ちなみに11回大会の藤井聡太当時五段は、一次予選から10連勝で優勝しています。
朝日杯将棋オープン戦の対局ルール
- 持ち時間は各40分
- 切れたら1手1分未満
持ち時間が40分なので、早指しの棋戦ですね。
朝日杯将棋オープン戦の優勝賞金
朝日杯将棋オープン戦の優勝賞金は750万円となっています。
これは推定でなく明言されているため確定の金額です。
2018年に優勝した藤井聡太当時五段はまだ中学生。
中学生で750万円獲得とは羨ましい限りです。
将棋が強いって夢がありますね。
歴代の優勝者
歴代の優勝者一覧 | |
第1回 | 行方尚史 |
第2回 | 阿久津主税 |
第3回 | 羽生善治 |
第4回 | 木村一基 |
第5回 | 羽生善治 |
第6回 | 渡辺明 |
第7~9回 | 羽生善治 |
第10回 | 八代弥 |
第11回 | 藤井聡太 |
そうそうたる面々。
中でも羽生先生は5回も優勝しています。
さすがとしか言いようがありません。
さて今年は誰が優勝するのでしょうか。
速報:2019年の優勝は藤井聡太七段
2019年2月16日に、第12回朝日杯将棋オープン戦の準決勝、決勝が行われ藤井聡太七段が優勝しました。
決勝戦は今季絶好調の渡辺棋王でしたが、藤井七段の鋭い攻めがさく裂し、見事2連覇を達成しました。
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