「将棋と囲碁って同じように見えるけど何が違うの?」
将棋や囲碁をしたことがない方は、正確な区別がわからない方も多いのではないでしょうか。
もちろん私も、将棋や囲碁をする前はそうでした。
共通点もかなり多いですもんね。
少しあげてみると、
- 同じような木の盤を使っている
- 盤に駒・石を並べていく
- 1対1で対戦する
- 段級位がある
などなど。ほとんど同じですよね(笑)
「まっ、同じってことでいいか」
ちょっと待ちましょう。
せっかく本記事に辿り着いてくれたのなら、将棋と囲碁の違いを覚えていってください。
わかりやすく、優しい解説を心がけていきますのでよろしくお願いします。
それではいきます。
将棋と囲碁の決定的な違いは
違いというと、盤のマス目も違えば駒・碁の違いもあるのですが、まず根本的に目的が違います。
将棋は、相手の王将(一番大事な駒)を先に取るゲーム。
囲碁は、より多く自分の陣地を獲得するゲームなんです。
この違いが、将棋と囲碁を明確に分けています。
違うところはたくさんあるのですが、目的・ゲーム性がまず違います。
将棋と囲碁の違いはラグビーとアメフトよりも違いが明確ですよね!
なぜかというと、
私はアメフトの経験者なのですが、ラグビーとアメフトは点数を多くとったほうが勝ちというゲーム性が一緒だからです。
ボールを運んで攻めていき、相手ゴールゾーンまで運べば点数がどちらも入りますからね。
あなたはラグビーとアメフトの違い分かりますか?
なんとなく同じに思っていませんか?
私はこれまでたくさんの人に、「アメフトとラグビー何が違うの?」と言われ続けました(笑)
確かに似てますよ!(笑)
※こんなこと言ったら苦情が来そうですが・・・ごめんなさい。
駒・碁の違い
将棋の駒と囲碁の碁石は見た目形ともに違います。
将棋は8種類の駒があるのに対し、囲碁は白・黒2種類の碁石しかありません。
また動かし方も将棋の駒はルールの中で自由に動かせるのに対し、囲碁の碁石は一度盤に置いてしまえば二度と動かすことができません。
動かし方も違ってくるんですよね。
将棋から見る囲碁との違い
先ほども言った通り、将棋は相手の王将を先に取るゲームです。
どんなに自分の王将が取られそうでも、1手でも先に相手の王将を取ってしまえばそれで勝ちになるんです。
いたってシンプルじゃないですか?
駒の動かし方さえ覚えてしまえば、自分の王将を守りながら相手の王将を攻めればいいのですから。
ルール、駒の動かし方さえ理解していれば、「相手の王将を取ればよい」という目的に向かって指していけばいいので将棋を覚え始めた段階の初心者でもわかりやすいのではないでしょうか。
(上達するのは定跡なども覚えていかないといけませんが。)
囲碁から見た将棋との違い
囲碁で勝つにはより多くの自分の陣地を獲得しなければいけません。
ルール自体は少なく碁石はどこにおいてもいいので、将棋の駒の動かし方を覚えるといったことはしなくてもよいため自由に打つことができます。
ここで盤の違いを少々。
陣取りゲームがゆえに囲碁の盤は将棋の盤よりマス目も多くなっています。
※将棋は9×9の81マス、囲碁は19×19の361マスとなっています。
361マスもあるため、碁石の種類や動かし方はいたって簡単なのですが、陣取りの戦いがいたるところで起こっているため全体を見渡す力が試されます。
また、将棋は駒の獲得や陣形などで形成判断がつけやすいのに対し、囲碁は終盤まで優劣がつけにくいという点があります。
将棋と囲碁の人気の違いは
人気の違いは個人の価値観でしかないので、将棋と囲碁の参加人口のを見ていきたいと思います。
レジャー白書2017によると将棋の参加人口は530万人で囲碁は200万人となっています。
約2.5倍以上の差となっているのは驚きでした。
将棋は日本がメインなのに対し、囲碁の方が世界で知られ競技されているのでこんなに差があるとは思ってもいなかったからです。
私は将棋も囲碁も経験していますが、今となっては囲碁はほとんどしていません。
その理由は、
- 形成判断がしにくい
- 上級者の手の意図がなかなか読みにくい
ことです。
突き詰めれば面白さがわかるのだと思いますが、楽しさがわかるまでの過程がいかんせん囲碁は長い。
私と同じような理由で囲碁をしなくなった方は多いのではないでしょうか。
まとめ
将棋と囲碁の決定的な違いは目的です。
将棋:相手の王様を先に獲得する
囲碁:相手より多くの陣地を獲得する
このような明確な差があります。
どちらが面白いかは個人差があると思いますが、将棋の方が参加人口が多いのは事実です。
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