将棋の棋戦はたくさんありますよね。
2017年から叡王戦がタイトル戦の仲間入りし、全部で8つのタイトル戦となりました。
ちなみに初代叡王は高見泰地叡王が獲得しています。
これら8つの将棋タイトルですが、タイトルごとの格に違いはあるのでしょうか。
そして、タイトルを獲ったらもらえる賞金に差があるのでしょうか。
これらの違いをまとめましたので、参考にしてみてください。
タイトル戦の序列は賞金の多い順番
実はタイトルごとの序列ですが、賞金の金額が大きくかかわっているんです。
賞金が多いタイトル戦が上の序列として扱われているんですよ。
そのタイトルの歴史とかではなく金額ですよ。
ちょっとびっくりですよね。
プロの棋戦もスポンサーの援助によって成り立っているので、スポンサーを立てる意味でも金額で序列が変わるのは致し方ないのでしょう。
スポンサーを疎かにし、その棋戦自体が運営できなくなってしまったらそれこそ本末転倒ですからね。
タイトルの序列順でみてみる
8大タイトルを序列順に並べてみると、
- 竜王戦
- 名人戦
- 叡王戦
- 王位戦
- 王座戦
- 棋王戦
- 王将戦
- 棋聖戦
となっています。
新しく入った叡王戦が序列3番目となっていますね。
このことからも、棋戦の歴史ではないということがわかりますね。
棋聖戦が最下位になってしまった
元々棋聖戦は序列で3番目にありました。
それが今では最下位。
なぜこのようなことになってしまったのでしょうか。
やはりここにもお金の問題が・・・
棋聖戦で賞金額の減額があったんです。
減額により賞金が1番少なくなってしまった(あくまでも推定ですが)ために序列最下位に。
世知辛い世の中です。
竜王と名人はどっちが名誉あるの?
竜王と名人の称号は他のタイトルと比べても別格に名誉のある称号です。
竜王と名人どちらが名誉あるかは、正直なところ認識が分かれているのが事実です。
明らかに名人戦の方が歴史がありますが、竜王戦は賞金額がNO.1です。
現時点では日本将棋連盟HPに竜王、名人の順番で表示されています。
そのため連盟としても竜王が序列1位ということなのですが・・・
竜王戦が始まる前までは、名人が1番名誉ある称号であったものですから、今でも「名人が1番だ!」という方も多いのが事実です。
「竜王、名人どっちが上?」論議は今でもあるのですが、どちらも大変名誉あるタイトルには変わりないため、どちらが上か決めることはあまり意味をなさないのかもしれませんね。
各タイトルの推定賞金金額は?
各タイトル戦の優勝賞金金額をお知らせします。
これはあくまでも推定値のため、参考程度に見てみてください。
竜王戦 | 4320万 |
名人戦 | 2000万 |
叡王戦 | ? |
王位戦 | 1000万 |
王座戦 | 800万 |
棋王戦 | 600万 |
王将戦 | 300万 |
棋聖戦 | 300万 |
やはりタイトルごとに金額が大きく変わりますね。
この他に対局料などもあるため優勝した棋士は相当な金額が入りますね!
すごい職業です。
まとめ
将棋の棋戦についてまとめてみました。
タイトル戦の序列が優勝賞金順とは驚きですよね。
優勝賞金が高い棋戦が序列でも上という、なんとも裏がありそうですが、将棋界もスポンサーによって成り立っている面もあるので致し方ないですよね。
スポンサーが撤退してしまったら棋戦も開催されないですから、スポンサーは大事にしないとということですね。
今まで序列や優勝賞金など書いてきましたが、どの棋戦も棋士が全身全霊かけて戦っている大変名誉のあるタイトルです。
どれが上とかはあまり意味をなさないのかもしれませんね。
私は、どの棋戦でも棋士たちが力を出し切っている姿を見れればそれで充分だ!と思っています。
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